2007年10月26日金曜日

年金記録の生年月日が「10日単位」、524万件も

年金記録の生年月日が「10日単位」、524万件も
 社会保険庁は25日、約5000万件の該当者不明の年金記録のうち氏名などがない約524万件に関し、生年月日の日付をまるめた記録が大量に見つかったことを明らかにした。 25日の参院厚生労働委員会で、民主党の蓮舫氏の質問に答えた。 問題となった記録では、生年月日が1、10、20、30日のいずれかになっていた。社保庁は「原因は把握していない」として調査を進めている。524万件以外にも同じようなケースがあれば、政府が来年3月末までに終える方針の名寄せ作業に影響が出る可能性がある。 社保庁によると、生年月日の日付が<1>1~9日の場合は1日<2>10~19日の場合は10日<3>20~29日の場合は20日<4>30~31日の場合は30日――と、それぞれ置き換えられていた。こうしたケースは1963年から66年ごろにかけ、就職や転職によって、交付された年金記録に見られた。 蓮舫氏は厚労委で、524万件以外の約4500万件についても、生年月日がまるめられている可能性があり、「氏名」「生年月日」「性別」の3条件が一致するかどうかを調べる名寄せ作業に支障が出ると指摘した。これに対し、社保庁は「4500万件をチェックしたが、数字の偏りは現時点の結論では顕著に発生していない」と述べた。 生年月日がまるめられた記録は、524万件の氏名などを修正する作業の過程で見つかった。社保庁は10月9日、各社会保険事務局に対し、注意を呼びかける通知を出していた。
(2007年10月25日23時38分 読売新聞)
感想「あまりに大雑把な国民の年金に対する、管理の仕方であることか」

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