2007年11月15日木曜日

薬害肝炎、すでに11人死亡 田辺三菱が追跡調査

薬害肝炎、すでに11人死亡 田辺三菱が追跡調査
2007年11月14日
血液製剤フィブリノゲンでC型肝炎に感染した疑いがある患者リストが放置されていた問題で、製造販売元である田辺三菱製薬(大阪市)がリストの418人を追跡調査したところ、11人がすでに死亡していたことが14日、わかった。また、医療機関を通じて血液製剤の投与事実を告知した患者50人のうち、治療を確認できたのは半数にとどまり、25人は今回の告知まで治療の機会を与えられなかった可能性があることも判明した。 同社によると、追跡調査で222人の患者を特定できたものの、11人は死亡が確認されたほか、19人は転居などで連絡がつかないという。  一方、告知した50人のうち「治療中」は15人、「治療済み」は10人だった。残る25人については治療記録が確認できず、今回初めて投与事実を知らされた可能性がある。 舛添厚生労働相は14日朝、記者団に「医者が当時どういう診断をしたのか、全体像をつかむ必要がある」と話し、省内の調査チームを通じて投与時の医師の製剤についての認識や患者への説明内容を検証する考えを示した。 リストの418人について、同社は当時血液製剤を投与し、現在も開業している223医療機関を通じて調査している。特定できた222人への告知を進めていく中で、初めて告知を受ける患者は今後増える可能性があるが、死亡については「それほど増えないのではないか」とみている。(朝日新聞)
感想「400人の内11人とは、2、5%なら、350万人の2,5%は800人の方がなくなることになるが、これは、けっして少ない数字ではない」

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